2025/12/26

建売住宅を探し始めたものの「どのサイトを見ればいいかわからない」「良い物件がなかなか見つからない」と悩んでいませんか?
実は、ポータルサイトに掲載されている物件がすべてではありません。探し方のルートを広げるだけで、競争率の低い掘り出し物件や、より好条件な住まいに出会える確率は高まります。
本記事では、不動産のプロである大丸不動産が推奨する7つの探し方を網羅的に解説するので、あなたに合った見つけ方を探してください。
この記事を読み終えると、次のようなメリットがあります。
- ポータルサイト以外の穴場の探し方が分かる
- 無駄なコストを抑え、賢く購入するための知識が身につく
- 自分に合った情報収集ルートが見つかり、家探しがスムーズになる
読み終わるまでの目安時間:約8分
| ▼この記事を読んでわかること 不動産のプロが教える7つの探し方 それぞれの探し方のメリット・デメリット 予算内で良い建売住宅を見つけるための検索テクニック 買ってはいけない建売住宅を見極めるコツ |
建売住宅の探し方は?どこで探す?

建売住宅を探すには、以下のように多くの方法があります。
| 探し方 | 特徴 |
|
住宅会社のホームページ |
・仲介手数料がかからない |
| SNS |
・部屋の雰囲気が簡単に分かる |
| モデルハウス |
日当たりや施工品質など、Webでは分かりにくい情報を体感できる |
| 不動産仲介会社 |
・複数の物件を横断して紹介してもらえる |
| 現地看板 | 周辺環境を気に入った上で詳細を知れるため、ミスマッチが少ない |
| ポータルサイト | エリアや価格などの条件で一括検索できるため、比較しやすい |
| チラシ・広告 | 近隣エリアの物件情報が自動的に手に入る |
自分に合った方法を組み合わせることで、より良い物件に出会える確率が高まります。
探し方①|住宅会社のホームページ
GoogleやYahoo!などで「〇〇市 建売」や「〇〇市 不動産会社」と入力し、建売住宅を販売している会社の公式サイトをチェックする方法です。住宅会社のホームページ経由であれば、仲介会社を挟まずに売主直販の物件が見つかる場合があります。
主なメリットは、仲介手数料がかからない点です。仲介会社から購入すると、通常「物件価格の約3%+6万円+消費税10%」がかかります。
【シミュレーション】仲介手数料はいくらお得?
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住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査では、建売住宅の所要資金(平均)が3,826万円と公表されています。 この3,826万円で上限計算すると、仲介手数料は以下のとおりです。
→ 一般的な建売価格と、仲介手数料は約133万円が目安 |
また、ポータルサイトに掲載される前の「未公開物件」や「販売予告」などの最新情報をいち早くキャッチできる場合もあります。さらに、また、問い合わせした場合、ホームページにはまだ公開できない未公開物件を紹介してもらえる会社もあります。そのため、問合せて営業担当に聞いてみることも可能です。
一方で、会社名を知らないとそもそも検索しにくい点はデメリットです。地域で評判の良い会社を自分で見つけなければならず、一社ごとの確認になるため、他社物件と比較するには手間がかかります。
岐阜・愛知エリアで家を探すなら、創業48年18年連続No.1の実績を誇る「大丸開発」がおすすめです。
昭和63年の設立以来「みんなが喜んで買える住宅を売ろう」という想いを貫き、地域に根差した家づくりを続けています。
主な特徴は、中間マージンを徹底的にカットし、建材メーカーから資材を直接仕入れる独自の仕組みです。そのため、デザイン性と高い機能性を両立した「デザイナーズ分譲住宅」を、驚くほど手の届きやすい価格で実現しています。
探し方②|SNS
公式ホームページにはない「動画(ルームツアー)」や「実際に住んでいる方の声」を確認するツールとして、SNSも活用しましょう。InstagramやYouTubeなどのSNSは、住宅会社のセンスや雰囲気を直感的に掴むのに適しています。
メリットは、動画を通じて実際の生活動線や部屋の広さの感覚をリアルに体験できる点です。実際に購入した方の評判や口コミをチェックできる場合があり、会社の信頼性や雰囲気を事前に確認できるようになります。
ただし、SNSは検索機能が弱いです。「価格」や「駅徒歩」といった具体的な条件で物件を絞り込むのが難しくなります。
また、映えが重視されがちな媒体であるため、耐震性や断熱性といった住宅としての重要スペックが見落とされやすい点には注意が必要です。
探し方③|モデルハウス
気になる物件や常設のモデルハウスに実際に足を運び、建物を直接体感する方法です。Web上の情報だけでは分からない「住み心地」を確認するために、重要なステップと言えます。
現地を訪れることで、日当たりや風通しはもちろん、周辺の騒音や匂いなど、五感でしか得られない情報を確認できるのが大きなメリットです。また、壁紙の貼り方やドアの開閉のスムーズさなど、細かな施工品質を自分の目で厳しくチェックすることもできます。
一方で、現地へ行くための移動時間や交通費がかかる点はデメリットです。家族と都合を合わせる必要もあるため、週末ごとのスケジュール調整が負担になりやすくなります。
また、アンケートへの記入や営業トークを受けることになるため、まだ軽い気持ちで探している段階では、少しハードルが高く感じるかもしれません。
探し方④|不動産仲介会社
駅前や商店街などにある不動産店舗を訪ね、希望条件を伝えてプロに物件を探してもらう方法です。自分で検索するのが苦手な方や、プロの意見を聞きながら進めたい方に適しています。
この方法の大きなメリットは、複数の会社の物件を横断して紹介してもらえるため、選択肢が広がることです。気になる物件をまとめて見学できるため、効率良く検討ができます。
また、物件そのものだけでなく、資金計画の立て方やエリアの治安・特徴など、第三者の視点からアドバイスをもらえる点も頼りになります。
一方で、売主以外の物件を紹介される場合、仲介手数料が発生するため、売主直販で購入する場合に比べて支払総額が高いです。売主と買主の間に仲介会社の担当者が入るため、質問への回答確認や価格交渉のやり取りにタイムラグが生じる点も理解しておきましょう。
探し方⑤|現地看板やのぼり旗
住みたいと思っているエリアを散歩やドライブで回り「分譲中」や「オープンハウス」と、書かれた看板やのぼり旗を見つける方法です。隣の家の雰囲気や前面道路の広さ、スーパーまでの実際の距離など、周辺環境を気に入った上で物件の詳細を確認するようになります。
そのため、家は良かったけれど場所が合わなかったといったミスマッチを防止できるのがメリットです。
また、ネットへの掲載作業が追いついていない、売り出されたばかりの物件に偶然出会える可能性もあります。
ただし、基本的には偶然の出会いに頼ることになるため、効率は良くありません。現地にある看板だけでは、価格や間取りの詳細までは分からないケースが多く、電話をしたり、Webで改めて検索したりする手間が発生します。
探し方⑥|ポータルサイト
SUUMOやLIFULL HOME'Sなどの大手不動産情報サイトを利用し、希望のエリアや価格帯などの条件を入力して一括検索する方法です。
このようなポータルサイトには、エリアの価格相場や、現在どのような物件が市場に出ているかといった情報が掲載されています。多くの物件が統一されたフォーマットで掲載されているため、広さや間取り、設備などの情報を横並びで比較・整理しやすいのが特徴です。
ただし、情報の更新にタイムラグがあり、既に売れてしまった物件が掲載されたままになっている場合や、集客のためのおとり広告に遭遇するリスクがあります。
また、掲載している会社の多くが仲介会社であるため、問い合わせ先によっては仲介手数料がかかる点にも注意が必要です。
探し方⑦|チラシや広告
新聞の折込チラシや、ポストに直接投函されるポスティングによって、自宅に届く紙の広告です。特に自分から動かなくても、現在住んでいる場所の学区内や、近隣の物件情報が自動的に手に入るようになります。
また、スマホやパソコンとは異なり、紙媒体です。リビングのテーブルに広げて、家族みんなで指差しながら話し合う際に使いやすいという、アナログならではの良さがあります。
ただし、紙面のスペースには限りがあるため、写真や詳細なスペックまでは載せきれない場合があります。結局はQRコードや検索でWeb情報を調べる必要があるため、あくまできっかけ作りとして捉えておくのが良いでしょう。
また、自分が家を探しているタイミングで、ちょうど欲しいエリアのチラシが入るとは限らないため、メインの情報源としては不確実です。
建売住宅を探す際のポイント

ポータルサイトやホームページで物件を探す際、単に希望の予算やエリアを入力するだけでは、実は多くの優良物件を見落としてしまっている可能性があります。
ここでは、検索条件を少し工夫するだけで、選択肢を広げ、より条件の良い家に出会うための4つのポイントを解説します。
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▼建売住宅を探す際のポイント ポイント①|価格検索は諸費用を考慮する |
ポイント①|価格検索は諸費用を考慮する
物件を検索する際、予算の上限をあえて「+100万〜200万円」ほど広げて設定することをおすすめします。ポータルサイトの検索条件にある価格は、あくまで「物件本体の価格」であり、仲介手数料などの諸費用は含まれていないからです。
例えば、以下の2つのケースを比べてみましょう。
- 物件A(仲介):3,000万円+手数料約100万円=総額約3,100万円
- 物件B(直販):3,100万円+手数料0円=総額3,100万円
この場合、支払う総額は同じくらいですが、検索フィルターを「3,000万円まで」と設定してしまうと、物件Bは検索結果に出てきません。総額で損をしないためにも、備考欄や会社概要で「売主(=手数料無料)」の物件がないかチェックする前提で、予算の幅を持たせて検索することが重要です。
ポイント②|建設中の物件も狙う
「実物を見てから決めたい」という気持ちから、完成済みの物件ばかりを探してしまう方が多いですが、非常にもったいない探し方です。なぜなら、条件の良い人気物件ほど、完成する前に売れてしまうからです。
検索結果に完成予想イラストや更地の写真しか載っていない物件も、スルーせずに詳細を確認しましょう。間取りや立地が気に入れば、同じ会社が施工した完成済みモデルハウスを見学することで、内装の雰囲気や設備の使用感を確認できます。
完成前であれば、カラーセレクトやコンセントの増設などのオプションが選べるケースもあるため、早めに動くメリットは大きいです。
ポイント③|駅近の条件を外す
通勤・通学の事情にもよりますが、もし愛知や岐阜のような車社会のエリアで探しているのであれば、駅近の条件にこだわりすぎない方が望ましいです。選択肢が広がり、より好条件な物件が見つかりやすくなるため、結果的に生活満足度の高い物件に出会える確率が高まります。
駅から少し離れるだけで、同じ予算でも敷地が広くなり、隣家との距離が保たれて日当たりが良いといったゆとりある物件が見つかりやすくなります。毎日の移動が車中心であれば、駅までの距離よりも、駐車場の停めやすさや前面道路の広さを優先した方が、日々のストレスは少ないです。
ポイント④|整形地(四角い土地)以外も検索する
「整形地(きれいな四角い土地)」に絞り込まず、敷地延長や変形地も検索対象に入れると、思わぬ掘り出し物が見つかります。
一般的に、このような変形地は整形地に比べて土地の評価額が安くなるため、物件価格全体がリーズナブルです。また、道路から奥まった旗竿地などは、通行人の視線が気にならず、静かに暮らせるという隠れたメリットもあります。
土地の形状だけで判断して除外せず、図面を見て「カースペースは十分に確保できているか」「毎日の車の出し入れは楽か」を個別にチェックしてみてください。先入観を捨てて検討することで、競争率が低く、コストパフォーマンスの良い物件を見つけられます。
ポイント⑤|子どもにとって安全な環境を探す
子育て世帯にとって、家のスペックと同じくらい重要なのが周辺環境です。特に安全面を重視するなら、交通量の多い大通り沿いよりも、そこから1本か2本、なかに入った場所にある物件がおすすめです。車通りが減るため、騒音が軽減されるだけでなく、子どもの急な飛び出しといった事故リスクを大きく減らせます。
また、子どもの成長に合わせて「小学校の距離」や「通学路の安全性」を優先順位のトップにする方も多いです。物件を見学する際は、地図上だけでなく、以下のあったら嬉しい施設と注意すべき施設が近くにないか、実際に歩いて確認しましょう。
| あったら嬉しい施設 | 注意すべき施設 |
| ・公園 ・スーパーや大きなモール ・病院 ・警察署 ・市役所 ・駅近 ・バス停 |
・線路付近 ・ガソリンスタンド ・お墓 ・反社 ・宗教施設 |
入居してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、周辺を散策してみるのがベストです。
こんな建売住宅は買うな!を見極めるチェックリスト

自分に合った探し方で気になる物件が見つかったとしても、すぐに飛びつくのは危険です。なかには、施工品質が低かったり、将来的に資産価値が大きく下がったりする「買ってはいけない建売住宅」も存在します。
下記がそのチェックリストです。
| カテゴリ | 特徴・チェック項目 |
| 物件 | ・日当たりが悪い ・建物が傾いている ・断熱や耐震の性能が不明確である ・雨漏りや漏水の形跡がある |
| 土地 | ・浸水・土砂災害リスクが高いエリアにある ・地盤改良工事の内容が不明瞭である ・生活の利便性が低い ・土地の境界が定まっていない |
| 建築会社 | ・非常に安い金額を提示してくれる ・契約や引き渡しを異常に急いでくる ・書類の開示を拒否する ・アフターサービスの内容があいまいである ・施工期間が4ヶ月未満である |
一生に一度の買い物で後悔しないために、契約前に必ず確認すべきポイントを別の記事で詳しく解説しました。具体的なチェックリストとして活用してください。
>>こんな建売住宅は買うな!該当する物件の特徴や見抜くためのポイントを解説
理想の建売住宅を購入する手順
良い物件を見つけ、リスクのある物件を避ける知識を身につけたら、以下の流れに沿って購入の手続きを進めましょう。
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▼理想の建売住宅を購入する手順 手順①|情報収集・問い合わせ |
建売住宅の購入はスピード感が重要ですが、焦りは禁物です。後悔しないように、勢いだけで決めてはいけません。
手順①|情報収集・問い合わせ
まずは、希望するエリアや予算、間取りなどの条件を整理するところからスタートします。ここでの大切なポイントは、ポータルサイトの情報だけで満足しないことです。気になる売主(ハウスメーカー)がいれば、公式ホームページやLINEに登録し、積極的に公開されていない情報を取りに行きましょう。
宅建業法や、表示規約・景表法などのルールにより、広告の出せるタイミングや表現に制約がかかる場合があります。法的な制限とは別に、売主側の販売方針でポータル等に出る前に案内される情報もあります。問い合わせ先の営業担当者と直接つながることで、貴重な最新情報を教えてもらえる可能性が高いです。
手順②|現地見学・内見
Web上で候補を絞り込んだら、実際に現地へ足を運びます。日当たりや間取りの確認はもちろんですが、ここで重要なのが「冷静な目」を持つことです。
第2章で紹介した「品質チェックリスト」を活用し、建物の施工精度に問題はないか、周辺環境にリスクはないかなどを厳しく見極めましょう。表面的なきれいさだけでなく、構造や住環境の本質を確認することをおすすめします。
手順③|購入申し込み
購入の意思が固まったら、売主に対して購入申込書を提出し、物件を押さえます。人気物件の場合、タッチの差でほかの方に決まってしまうケースもあるため、タイミングが勝負です。
また、この段階で行う住宅ローン事前審査は重要です。 「買いたい」と思っても、審査に通らなければ契約はできません。自分の借入可能額と返済プランを客観的に把握するためにも、申し込みとセットで必ず実施しましょう。
手順④|売買契約の締結
住宅ローンの事前審査に通過したら、いよいよ正式な売買契約に進みます。契約の直前には、宅地建物取引士(国家資格者)による「重要事項説明」が行われます。土地や建物の権利関係、法律上の制限など、専門的な内容が多く含まれる、購入後のトラブルを未然に防止する情報です。
内容をしっかり確認し、不明点はその場で解消した上で、納得して署名・捺印をしましょう。また、このタイミングで手付金の支払いが必要になるため、事前の資金準備も忘れずに準備してください。
手順⑤|決済・引き渡し
建物が完成している場合、引き渡し前に必ず売主立ち会いのもとで最終確認をします。
最終確認で重要なのは、生活するつもりで厳しくチェックすることです。床やクロスの傷、建具のガタつきなどは、引き渡し後に指摘しても「引越し時の傷」とみなされて対応してもらえない場合があります。入念にチェックし、気になる箇所は遠慮なく修繕を依頼しましょう。
その後、住宅ローンの本審査が承認されたタイミングで、残代金の支払いを行います。大きな金額が動く緊張感のある手続きですが、これが終わればすべての契約完了です。その場でピカピカの新しい鍵を受け取り、晴れてマイホームのオーナーとしての新生活がスタートします。

大丸開発の強みは、土地探しから設計・施工、購入後のアフターサポートまでを自社で一貫して行う「トータルサポート体制」です。
「みんなが喜んで買える住宅を売ろう」という創業からの理念を貫き、中間マージンや流通コストを徹底的に削減しています。品質と安さを両立しているので、気になる方は最新の物件情報をチェックしてみてください。
まとめ|建売住宅の探し方は絶対に押さえよう
この記事のまとめ
- ポータルサイトだけでなく、予算設定やエリアなどの検索条件を工夫する
- 「買ってはいけない物件」を避けるため、施工品質やハザードマップも確認する
- Webの情報だけで判断せず、必ず現地やモデルハウスに足を運ぶ
賢い探し方と正しい知識を武器に、あなたに合った建売住宅を探すことが大切です。ぜひ、理想のマイホームへの第一歩を踏み出してください。
大丸開発では、建売住宅(新築分譲住宅)を2500万円台〜取り扱っております。予算にあった物件をご提案しておりますので、お気軽にお問い合わせください。



















