2025/07/27
分譲住宅や建売住宅を購入する場合、物件探しや申し込み、住宅ローンの手続き、売買契約、登記など、多くのステップが存在します。
初めてマイホームを購入する方にとっては、これらの手続きが複雑です。そして、何から手をつければ良いか分からない方も存在します。
そこで本記事では、そのような不安を解消するために、分譲・建売住宅の購入プロセスを9つのステップに分けて具体的に解説します。
購入にかかる期間の目安や、購入時に確認すべきポイントを網羅的に把握できるようにまとめました。
分譲住宅や建売住宅の購入を検討している方は、最後までお読みください。
この記事を読み終えることで、あなたは以下のメリットを得られます。
- 分譲・建売住宅の購入から入居までの9つのステップを具体的に理解できる
- 各ステップで必要な手続きや確認すべきポイントが明確になり、安心して購入を進められる
- 購入にかかる期間の目安や、満足のいく物件選びのための重要なポイントが把握できる
読み終わるまでの目安時間:約10分
▼この記事を読んで分かること ●分譲・建売住宅を購入するまでの流れ ●分譲・建売住宅を購入してから入居するまでの期間 ●分譲・建売住宅を購入する際のポイント |
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分譲・建売住宅を購入するまでの流れ
分譲住宅や建売住宅の購入は、人生における大きな決断の一つです。多くの方が初めての経験となるため、どのような流れで進むのか、不安を感じることも少なくありません。
ここでは、物件探しから入居まで、購入プロセスを9つのステップに分けて解説します。
▼分譲・建売住宅を購入するまでの流れ ●ステップ①|物件を探す |
ステップ①|物件を探す
無理のない資金計画を立てるためには、自己資金や住宅ローンの借入可能額、そして諸費用を考慮した総予算を設定することが重要です。希望条件としては、エリアや広さ、間取り、駅からの距離、周辺環境などが挙げられます。
これらの条件を具体的にリストアップすることで、物件探しの方向性が定まります。物件を探す方法は、インターネットの不動産ポータルサイトで条件に合う物件を検索するのが一般的です。
また、地域の不動産情報が掲載されたチラシをチェックしたり、信頼できる不動産会社に相談したりする方法もあります。特に、地元の事情に詳しい不動産会社は、Webサイトに掲載されていない未公開物件の情報を持っている場合もあります。
大丸開発株式会社なら岐阜・愛知県内で理想の住まい探しをサポート
数多くの分譲・建売住宅の中から、ライフスタイルに合った物件を見つけるのは、ときには難しいと感じるかもしれません。
大丸開発株式会社では、岐阜県および愛知県を中心に、デザイン性と機能性を兼ね備えた分譲・建売住宅を取り扱っております。
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実際に目で見て、肌で感じていただくことが、後悔しない家選びの第一歩です。ぜひ一度、現地を見学することをおすすめします。下記より、現在販売中の物件を詳しく確認できるので、お気軽にご確認ください。
ステップ②|内覧する物件を探す
物件探しで絞り込んだ候補について、実際に現地へ足を運び、内覧するステップです。具体的には、建物本体の状態と周辺環境の両面から、チェックすべきポイントを詳しく見ていきましょう。
まず、建物本体に関しては、間取りの使いやすさや生活動線を考慮した配置、収納スペースの有無を確認します。設備の機能性や新しさや日当たりの良さ、風通しの良さも、快適な住まいには不可欠な要素です。
次に、周辺環境の確認項目です。最寄り駅からの距離や所要時間、利用できる交通手段に加え、スーパー、病院などの充実度、騒音や治安なども確認しましょう。
未完成の物件の場合は、完成予想図や同仕様の物件などを確認し、担当者に質問して、実際の質感をチェックすることが大切です。
ステップ③|物件を申し込む
気に入った物件が見つかり、購入の意思が固まったら「不動産購入申込書」または「買付証明書」を提出し、購入の意思を示します。
人気の物件には、スピーディーな決断と申し込みをする必要があります。決断を後回しにしてしまうと、他の購入希望者に物件を押さえられかねません。
また、申し込みにあたっては、物件価格の5%から10%程度の手付金が必要です。手付金は後日、物件購入代金の一部に充当されます。引き渡し時期などの契約条件についても、売主と調整される場合があるため、販売担当者に確認した上で進めましょう。
ステップ④|住宅ローンの事前審査を受ける
購入したい物件の申し込みも済んだら、次は住宅ローンの「事前審査」に進みます。このステップは、実際に住宅ローンを借り入れられるのか、いくらまで借りられるのかを確認するために重要です。
多くの場合、不動産会社が提携している金融機関や、普段使っている金融機関に申し込みします。事前審査に申し込む際には、一般的に以下のような書類が必要です。
- 本人確認書類(運転免許書やマイナンバーなど)
- 収入証明書類(直近数年分の源泉徴収票や確定申告書など)
- 在籍証明書
- 雇用契約書
- 健康保険証
これらの書類を事前に準備しておくことで、スムーズに審査を進められるようになります。審査結果が出るまでには、通常数日から1週間程度かかることが一般的ですが、混雑状況によってはもう少し時間がかかる場合があります。
住宅ローンの借入可能額は、一般的に、購入する分譲住宅の評価額に対して、借入額の上限は60%から80%程度です。金融機関が物件を担保として融資するため、万が一返済が滞った場合に備えて、物件の価値よりも低い金額になっています。
ステップ⑤|売買契約を締結する
住宅ローンの事前審査に無事通過したら、いよいよ物件の売買契約です。契約締結の前には、宅地建物取引士から物件に関する重要事項の説明を受けます。
物件の所在地や設備などの基本情報に加え、物件コンディションや引き渡し時期、支払い方法、契約条件まで、多岐にわたる情報が提供されます。
この重要事項説明は、買主が安心して契約を進める上で、重要なプロセスです。買主は、説明内容を十分に理解し、不明な点があればその場で必ず質問し、疑問を解消してから契約に臨みましょう。
説明を受けた後、買主と売主は「売買契約書」に署名・捺印し、通常はこのタイミングで手付金が買主から売主へ支払われます。契約書にはすべての合意事項が明記されているため、署名・捺印の前には内容を改めて隅々まで確認することが大切です。
ステップ⑥|残金を決済する
売買契約後、物件の所有権を買主へ正式に移転させるための最終ステップが「残金決済」です。通常、住宅ローンを利用する場合、このタイミングで金融機関から融資金が買主の口座へ入金されます。
決済は、売主、買主、不動産会社の担当者、そして金融機関が集まって実施されることが一般的です。
買主は、融資に加え、自己資金を合わせた物件の残代金と、登記費用や不動産取得税といった諸費用を支払います。
決済完了と同時に、買主は売主から物件の鍵を受け取り、物件の所有権は法的に買主のものとなります。決済時には、事前に受け取った明細書などで金額を照合し、不明点は必ず確認しましょう。
ステップ⑦|登記を申請する
残金決済が完了すると、次は登記申請の手続きです。登記申請は、不動産の所有権が売主から買主へと移転したことを法務局に登録する手続きです。
この手続きが完了すると、買主は法的にその物件の正当な所有者であることが証明され、第三者に対してもその権利を主張できます。
買主自身が対応しますが、専門的な知識が必要となるため、司法書士に依頼する方も多く存在します。代行費用はかかりますが、必要な一連の手続きを正確かつ迅速にできる点はメリットです。
ステップ⑧|立会検査を実施する
物件の引き渡し前には、立会検査が実施されます。売主や販売会社の担当者と共に、物件の状態を最終確認するプロセスです。
契約書に定められた仕様通りに建物が完成しているか、間取りや設備の確認、壁紙の傷や汚れ、水漏れがないかなど、細部まで丁寧にチェックします。
立会検査の目的は、買主が契約通りの品質で物件を引き渡されることを確認することです。もし、不具合や仕様との相違点が見つかった場合は、その場で担当者に指摘し、引き渡し前の是正を依頼します。
この機会に疑問点をすべて解消しておくことが、後のトラブル防止につながります。買主自身もチェックリストを活用し、時間をかけて確認することが大切です。この検査で問題がなければ、最終的な物件引き渡しへと進みます。
ステップ⑨|物件を引き受けて入居する
購入手続きの最終段階は、物件の引き渡しと入居です。残金決済と登記申請が完了し、法的な手続きがすべて完了すると、いよいよ買主へ物件が正式に引き渡されます。
この引き渡し時に、売主または販売会社の担当者から、物件の鍵を受け取ります。鍵の受け渡しと同時に、保証書や各種設備の取扱説明書、登記識別情報なども買主に引き渡されるため、紛失しないように大切に保管しましょう。
すべての書類を受け取り、物件の鍵を手にしたら、ついに物件の引き渡し完了です。引き渡しが完了した後は、自分のタイミングで、新しい住まいに入居できるようになります。
入居にあたっては、ライフライン(電気、ガス、水道)やインターネット回線などの手続きが必要になる場合があるため、不動産会社に事前に確認してください。
分譲・建売住宅を購入してから入居するまでの期間は?
分譲住宅や建売住宅の購入を検討されている方が、気になるポイントの一つが、物件探しから実際に新しく住み始めるまでの期間です。
既に完成している分譲住宅や建売住宅の場合、物件選びから契約、そして引き渡しまでをスムーズに進めることができれば、4か月ほどです。特に、購入を決断してから住宅ローンの手続きや諸々の準備が滞りなく進めば、契約完了後、最短で1か月程度で入居できるケースもあります。
大丸開発の公式ルールとしては、申し込みから契約までを2週間以内、契約から引き渡しまでを1か月以内とすることを原則としています。
ただし、例外として、住宅ローンの借入がない場合、弊社独自の抵当権設定が不要であれば、契約後すぐに引き渡しが可能なケースもあります。
しかし、建物の登記手続きなども含めると、やはり最低でも3週間程度の期間を見込むのが現実的です。
一方で、注文住宅や、未完成の分譲住宅を購入する場合、物件の建築期間が含まれるため、入居までの期間は当然長くなります。注文住宅の場合は、土地探しから始まり、設計、建築、そして引き渡しまでを含めると、一般的に1年半から2年程度です。
ただし、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。家族で物件を決めると時間がかかったり、希望する住宅ローンの審査に時間がかかったりするケースも少なくありません。
一般的に、分譲・建売住宅をじっくりと時間をかけて探したい方や、複数の物件を比較検討したい方は、半年から1年程度の期間を見込んでおきましょう。この期間があれば、焦ることなく、納得のいく物件選びと手続きを進められます。
分譲・建売住宅を購入する際のポイント
ここでは、多くの方が後悔なく物件選びをするために役立つ、重要な6つのポイントをご紹介します。
▼分譲・建売住宅を購入する際のポイント ●ポイント①|物件は「周辺環境」まで含めて慎重に選ぶ |
いざ物件探しを進めると、何に注意すれば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。上記のポイントを意識して、より満足度の高い住まい選びができるようになりましょう。
ポイント①|物件は「周辺環境」まで含めて慎重に選ぶ
物件そのものの良さもさることながら、周辺環境は日々の生活の質に直結するため、重要な選定基準となります。
まず確認すべきは、最寄り駅からの距離や所要時間です。実際に通勤や通学で利用する時間帯を想定し、歩いてみるのが最も確実な方法です。利用できる路線やバス便の本数、最終バスの時間なども把握することをおすすめします。
また、暮らしに必要な施設へのアクセスのしやすさも大切です。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストア、病院、郵便局、銀行などが徒歩圏内に複数あると、日々の生活が格段に便利になります。
小さな子どもがいる場合は、公園の有無や大きさ、学校までの距離、そして通学路の安全性も入念に確認しておきたい点です。騒音や治安の良いエリアであるかどうかも、実際に現地を訪れて、昼夜、休日などを変えて確認しましょう。
これらの周辺環境の要素は、契約書に明記されているわけではありません。そのため、物件を購入する前にチェックする必要があります。
ポイント②|アフターサービス・保証内容をしっかり確認する
購入後の安心のために、売主や販売会社の「アフターサービス・保証内容」を確認することが重要です。建物の構造部分や防水など、万が一不具合が生じた際に、どのようなサポートが受けられるのか、その保証期間はどのくらいなのかを把握しておきましょう。
多くの分譲住宅では、一定期間の保証が設けられていますが、その保証内容や適用範囲は会社によって異なります。
引き渡し後の定期点検の有無や、不具合発生時の対応フローについても、事前に販売担当者に質問し、理解を深めておくことが不可欠です。このような確認を怠らず、信頼できる会社を選ぶことが、将来的な安心につながります。
ポイント③|購入価格の詳細をチェックしておく
提示されている物件価格には、建物や土地の費用だけでなく、販売にかかるさまざまな経費が含まれています。
しかし、実際に購入を進める際には、物件価格以外にも、契約時や引き渡し時、さらには入居後に発生する諸費用が複数存在します。これらを事前に把握しておかないと、予算を超過しかねません。
具体的には、仲介手数料や売買契約書やローン契約書に貼付する印紙税、不動産登記の際の登録免許税、不動産取得税などです。
住宅ローンを利用する場合は、ローン手数料や保証料、火災保険料なども必要です。これらの諸費用は、物件価格の約1割程度に達する場合もあります。販売担当者に詳細な内訳を事前に確認し、総額いくらになるのかを把握しましょう。
ポイント④|譲れない点を家族で相談しておく
分譲・建売住宅の購入は、家族全員にとって大きな決断です。将来にわたり快適に暮らすためには、家族間で「譲れない点」と「妥協できる点」を明確に話し合うことが不可欠です。
このプロセスを丁寧にしないと、購入後に家族間の不満や後悔の原因となりやすくなります。例えば「譲れない点」として、駅からの徒歩分数や、子ども部屋やトイレの数などを挙げておきましょう。一方で、キッチンの色や壁紙のデザインなどは、妥協できる希望として出し合えば、現実的な絞り込みがしやすくなります。
家族の要望をリストアップし、優先順位をつけることで、スムーズで満足度の高い物件選びにつながります。
ポイント⑤|内覧では隅々までチェックする
分譲・建売住宅の購入を決める際に、内覧は重要です。物件の細部までしっかりチェックし、将来の生活を具体的にイメージしましょう。
内覧時には、壁や床の傷、天井のシミ、建具の開閉具合、水回りの水漏れの有無や給排水の勢いなどを細かくチェックします。コンセントや照明の動作、換気扇やエアコンなどの設備も確認してください。
また、日当たりや風通しも、実際に窓を開けて体感することをおすすめします。
収納スペースの量や使い勝手も、自分の持ち物が収まるかイメージしましょう。周辺の騒音やゴミ集積所の場所なども確認しておくと安心です。疑問点はその場で販売担当者に質問し、納得のいくまで情報を得ることが大切です。
ポイント⑥|信頼のできる業者かどうか確認する
最後のポイントは、取引する業者(販売会社や不動産会社)の信頼性です。信頼できない業者に依頼すると、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
まずは、会社の実績や過去の評判を確認しましょう。長年の経験を持つ会社や、地域で良い評判を得ている会社は、信頼性が高い傾向にあります。
また、担当者の対応も重要な判断基準です。質問に正直に、かつ分かりやすく答えてくれるか、専門用語ばかりで説明を曖昧にしないかなどを注意深く観察しましょう。契約内容や重要事項説明について、買主の理解度を確認しながら丁寧に説明してくれるかも確認ポイントです。
口コミや評判サイトや第三者機関の評価も参考にしつつ、総合的に判断しましょう。
まとめ|分譲・建売住宅を購入するまでの流れを把握しよう
この記事のまとめ
- 分譲・建売住宅を購入するまでの流れが分かると、物件探しがスムーズになる
- 分譲・建売住宅を購入するときは1年半から2年前に準備するのがおすすめ
- 満足のいく分譲・建売住宅を見つけるには、購入者側も知識をつける必要がある
物件探しから始まり、申し込みから最終的な物件引き渡しと入居に至るまで、それぞれの段階で丁寧な確認と準備が不可欠です。
特に、物件選びにおいては、譲れないポイントを明確にすることが大切です。
本記事で紹介した知識を事前に身につけることで、漠然とした不安が解消され、状況に合わせて計画的に購入プロセスを進めることができます。
もし、岐阜県と愛知県内で分譲・建売住宅を探している方は、一度、大丸開発株式会社にご相談ください。
土地探しからの家づくりもサポートできるので、問い合わせは下記WebサイトまたはLINEでも承っております。お気軽にご連絡ください。