2025/07/20
「建売住宅はなぜ安いの？」
マイホームを考え始めると、多くの方が一度は抱く疑問と言えます。手の届きやすい価格は大きな魅力ですが、同時に「安かろう悪かろうなのでは…」と不安を感じる方も少なくありません。
そこで本記事では、建売住宅がなぜ安いのか、その理由をわかりやすく解説します。また、購入前に知っておきたい注意点やどんな方に建売住宅が向いているのかも紹介しますので、住宅選びの参考としてお役立てください。
この記事を読むメリットは、以下の通りです。
- 建売住宅の価格設定の仕組みを理解でき、漠然とした不安が解消される
- 購入前にチェックすべき重要なポイントが明確になり、賢い選択ができるようになる
- ご自身や家族にとって、建売住宅が最適な選択肢なのかを見極められる
この記事を読み終える頃には、建売住宅に対する正しい知識が身につき、自信を持ってマイホーム選びを進められるようになります。
読み終わるまでの目安時間：約10分
| ▼この記事を読んでわかること ●建売住宅はなぜ安い？6つの理由を紹介 ●買ってはいけない建売住宅の特徴 ●安い以外の建売住宅のメリットは？ ●建売住宅を選ぶ際の注意点 ●建売住宅に向いている方は？ |
岐阜県で建売住宅をお探しの方は「大丸開発株式会社」にご相談ください。大丸開発では、デザイン性・住宅性能の高い住まいを販売しています。
シックでカッコいい印象の外観デザインから、シンプルで飽きの来ないデザインまで、多彩なラインナップを用意している点が特徴です。
また、大丸開発では、最長30年の保証が付帯しており、万が一のトラブルが発生した場合でも、安心して暮らせる体制を整えています。
建売住宅はなぜ安い？6つの理由を紹介
| ▼建売住宅はなぜ安い？6つの理由を紹介 ●理由①｜土地を一括仕入れして販売するから ●理由②｜個別の建売物件に専用モデルハウスを作らないから ●理由③｜設計をパターン化できるから ●理由④｜効率的な工程管理ができるから ●理由⑤｜建材や設備の大量仕入れによるスケールメリットがあるから ●理由⑥｜デザイン・間取りがシンプルで無駄なコストは削ぎ落としているから |
建売住宅はなぜ安いのか、その理由を6つ紹介します。一つひとつ見ていきましょう。
理由①｜土地を一括仕入れして販売するから
建売住宅が安い理由の一つが、土地の一括仕入れです。建売住宅を展開する事業者は、広い土地をまとめて購入し、複数の住宅用地として分譲します。この手法によって、土地1区画あたりの仕入れ単価を抑えられます。
また、区画ごとに住宅を建築・販売することで、土地全体にかかる取得費用を分割し、1棟あたりの土地コストの削減が可能です。
個人で土地を購入する場合は、希望する立地や形に合った物件が少なく、選択肢が限られるため、単価が割高になりがちです。一方で、建売業者は交渉力を活かし、広い土地をまとめて仕入れることで、土地コストを1棟ごとに分散させて負担を軽減できます。
理由②｜個別の建売物件に専用モデルハウスを作らないから
建売住宅では、一棟一棟の物件に対してモデルハウスを設けないため、建築・運営にかかるコストを削減しています。
モデルハウスを建てるには、建設費や維持費、人件費などの相当なコストがかかります。加えて、モデルハウスを運営するには広告費や集客コストも必要です。
そのため、販売価格に上乗せされますが、建売住宅であればそのようなコストがかからないのはメリットです。
なお、大丸開発では、建売住宅だけでなく注文住宅も取り扱いがあります。
理由③｜設計をパターン化できるから
建売住宅では、あらかじめ用意された設計プランを、立地や敷地の条件に合わせて調整して採用するケースが一般的です。そのため、基本的な設計がパターン化されるため、設計コストを大幅に削減できます。
注文住宅のように一から設計図を引く必要がなく、設計士との打ち合わせにかかる時間や手間も省かれます。パターン化された設計は、過去の施工実績をもとに最適化されているため、施工の無駄や設計ミスのリスクが低いのも特徴です。
また、大丸開発では、過去のOB様（お客様）の声を重視しています。建売住宅であっても、より住みやすい住宅設計を取り入れているため、暮らしやすい住まいを提供しています。
理由④｜効率的な工程管理ができるから
建売住宅の大きな魅力の一つは、効率的な工程管理によって建築コストを抑えられる点です。この効率化の根幹にあるのが、設計の標準化とパターン化です。
あらかじめ間取りや仕様がある程度決まっているため、施工工程も標準化しやすく、現場ごとの大きな設計変更はほとんど発生しません。そのため、各工程の順番や期間も事前に明確に計画でき、工事はスムーズに進み、工期の無駄が省かれます。
このような標準化されたプロセスは、具体的なコスト削減にもつながります。注文住宅のように一軒ごとに異なる仕様に対応する必要がないため、資材の納品タイミングや職人の手配も計画的に、かつ効率的に行うことが可能です。
また、複数の住宅を同時に建設することで、現場監督や職人の移動回数を減らし、労務コストを圧縮することもできます
さらに、これまでの購入者の声が反映され、住みやすい家事動線や使い勝手の良い玄関周りなど、実用的な工夫が凝らされていることが多いのも特徴です。
一方で、注文住宅はお客様と打ち合わせを重ねて理想の住まいを追求するため、完成までには時間がかかるのが一般的です。
理由⑤｜建材や設備の大量仕入れによるスケールメリットがあるから
建売住宅は、複数棟を一度に建築するのが一般的です。建材や住宅設備を大量に仕入れるため、仕入れコストが抑えられ、販売価格の引き下げにつながります。
キッチン、トイレ、ユニットバスといった設備機器は、特定メーカーと提携して一括発注される傾向があります。大量に購入することで、単価を抑えることが可能です。
また、建材についても、木材、断熱材、屋根材、サッシなどを一度に大量発注することで、納品コストや物流費も圧縮されます。
設備を統一することで現場の施工効率も向上し、施工ミスのリスクも減少するため、コストダウンにつながります。
理由⑥｜デザイン・間取りがシンプルで無駄なコストは削ぎ落としているから
建売住宅の多くは、複雑なデザインや凝った装飾を避けた、シンプルな設計です。普遍的なデザインを取り入れているため、より多くの方に受け入れられやすくなっています。
また、間取りも効率的で無駄のないプランが多く、限られたスペースを最大限に活用しつつ、建築資材や工程の無駄を省いています。
無駄なコストを削ぎ落とし、デザインや間取りをシンプル化することが、建売住宅の安さの理由です。
買ってはいけない建売住宅の特徴
ここからは、買ってはいけない建売住宅の特徴を1つ紹介します。購入後に後悔しないためにも確認しましょう。
| ▼買ってはいけない建売住宅の特徴 ●特徴①｜日当たりが悪い |
特徴①｜日当たりが悪い
日当たりの悪い建売住宅は、住み心地だけではなく、資産価値に悪影響を及ぼす恐れがあるため、慎重に検討すべきです。敷地の形状や周辺環境の影響で、十分な採光が確保されていない物件も存在します。
南側に高い建物がある、隣家との距離が近い、北向きなどの条件では、日中でも室内が暗くなり、照明が必須となるケースが多いです。
また、日当たりが悪いと、洗濯物が乾きにくくなるほか、湿気がたまりやすくなります。
購入前には、時間帯を変えて内覧し、朝・昼・夕方の採光状況を実際に確認することをおすすめします。
安い以外の建売住宅のメリットは？
建売住宅には、安い以外のメリットも存在します。ここでは、建売住宅のメリットを4つ紹介していきます。
| ▼安い以外の建売住宅のメリットは？ ●メリット①｜内見した上で購入できる ●メリット②｜土地を探す必要がない ●メリット③｜購入から入居までの時間が短い ●メリット④｜購入手続きがスムーズに済む |
メリット①｜内見した上で購入できる
建売住宅の大きなメリットのひとつが、完成済みまたは完成間近の実物を見た上で購入判断ができる点です。図面やイメージ写真だけではわかりにくい、以下のような点を購入前に確認できます。
- 日当たり
- 風通し
- 空間の広さや動線
- フローリングの質感
細かな仕様も確認できるため、入居後に「思っていたのと違う」といったギャップが少なくなります。注文住宅と異なり、建売住宅は購入前に現物を確認できるため、安心して意思決定しやすい点が魅力です。
メリット②｜土地を探す必要がない
建売住宅は、土地と建物がセットで販売されているため、土地を探す手間がかからない点もメリットと言えます。
注文住宅を建てる際には、希望のエリアや立地条件に合った土地を探し、その後に建物の設計を進める必要があります。そのため、多くの時間と労力がかかり、土地勘のない地域では選定が難航することも少なくありません。
一方、建売住宅は、土地と建物がセットで販売されるため、周辺環境を含めた検討がしやすく、購入まで比較的スムーズに進められます。特に、短期間で住宅購入を検討している方や、地域の情報に詳しくない方にとって価値のあるポイントです。
メリット③｜購入から入居までの時間が短い
建売住宅の特徴は、すでに完成しているか、完成間近で販売されるケースが多いため、購入から入居までの期間が短く済む点です。
注文住宅では、入居までに半年〜1年以上かかる場合もあります。しかし、建売住宅なら契約後すぐに引き渡しが可能なことが多く、最短で1〜2か月以内に入居できるケースもあります。
引越しや転勤、子どもの入学など、明確なスケジュールがある方にとって、大きな利点です。建築中の住宅でも、工期や完成日が明確なことが多いため、今後の生活設計を立てやすくなります。
メリット④｜購入手続きがスムーズに済む
建売住宅は、土地と建物がセットで販売されているため、購入に伴う手続きがスムーズに進みます。注文住宅は、土地の契約や建物の設計・請負契約、仕様の打ち合わせなど複数の手続きが必要となり、スケジュールも複雑になりがちです。
一方、建売住宅では、土地と建物の売買契約が同時に進められるため、契約回数が少なく済みます。結果として、手続き全体が簡略化され、書類対応やスケジュール調整といった負担が軽減されます。多忙な方にとって、手続きが簡潔でわかりやすい建売住宅は魅力的な選択肢です。
建売住宅を選ぶ際の注意点
建売住宅を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。以下のポイントを押さえることで、購入後のトラブルを防ぎやすくなります。
| ▼建売住宅を選ぶ際の注意点 ●注意点①｜地盤調査がされていないケースがある ●注意点②｜売り主物件だと仲介手数料がかからない ●注意点③｜周辺環境は確認する ●注意点④｜購入価格の内訳をチェックする ●注意点⑤｜複数社の物件を見る |
注意点①｜地盤調査がされていないケースがある
建売住宅を購入する際は、地盤調査の実施状況と内容を確認しましょう。なぜなら、物件によっては地盤調査が不十分だったり、結果が明示されていなかったりするケースがあるからです。
建築基準法では地盤調査が義務付けられていますが、調査方法や地盤改良の有無は一律ではなく、物件ごとの差があります。軟弱地盤や埋立地で地盤改良が不十分な場合、将来的に不同沈下などの重大な問題が発生する恐れがあります。
このようなトラブルにならないためにも、地盤調査の実態について売主や販売会社に直接問い合わせましょう。必要に応じて、第三者の専門家による調査依頼も有効です。
また、国土交通省や自治体が提供するハザードマップを活用し、浸水や土砂災害のリスクもあらかじめ把握しましょう。
注意点②｜売り主物件だと仲介手数料がかからない
建売住宅の購入時には「売主物件」か「仲介物件」か、事前に確認することをおすすめします。その理由は、販売形態によって仲介手数料の有無が異なり、購入時にかかる総費用に大きな差が生まれるからです。
売主物件は不動産会社が自社で所有・販売しているため、仲介手数料がかかりません。
一方、仲介物件は、売主と買主の間に不動産会社が入るため、物件価格に応じて仲介手数料が3%程度（税別）がかかります。
そのため、物件の担当者に確認し、販売形態を事前に確認しましょう。なお、大丸開発では仲介手数料はかかりません。
売主物件でもサポート内容やアフターサービスが異なる場合があるため、価格だけで判断せず、総合的に比較検討することが重要です。
注意点③｜周辺環境は確認する
スペックだけでなく、周辺環境の確認も建売住宅選びでは欠かせません。周囲の騒音や臭い、隣家との距離などは、実際に現地を訪れて確認する必要があります。
時間帯によって環境の印象が大きく変わる場合もあるため、平日と休日、昼と夜など、複数のタイミングで見学に行くことをおすすめします。加えて、近隣住民の様子や地域の雰囲気、街の治安なども重要なチェックポイントです。
生活利便性を考える上では、最寄りのスーパーや病院、駅までの距離も確認しましょう。
注意点④｜購入価格の内訳をチェックする
建売住宅を購入する際は、購入価格の内訳もしっかり確認することが大切です。物件価格には土地代・建物本体のほかにも、さまざまな費用が加算されています。
例えば、外構費や設計費、登記費用、住宅ローンの手数料、火災保険料などが追加でかかる場合があります。さらに、網戸やカーテンレール、照明器具などは価格に含まれていないケースもあり、別途費用が発生するため、入念な確認が必要です。
見積書を確認する際は、費用の内訳を正確に把握し、追加費用の有無を見極めましょう。
注意点⑤｜複数社の物件を見る
建売住宅を選ぶ際は、1社の物件だけで即決せず、複数の物件を比較検討することがおすすめです。
価格帯や建物の品質、間取り、設備仕様、アフターサービス、立地条件などは、販売会社によって大きく異なります。比較対象がないと、その物件が本当に妥当な価格なのか、設備のグレードが一般的なのかが判断しにくくなります。
また、営業担当者の対応や説明のわかりやすさも、後々のトラブルを防ぐ上で大切な判断基準です。
建売住宅に向いている方は？
建売住宅は、住宅取得にかかるコストを抑えたい方や、家づくりに多くの手間や時間をかけたくない方に向いています。
土地と建物がセットで販売されているため、土地探しや設計などのプロセスが不要で、完成済みの物件であれば短期間で入居可能です。また、実際の物件を内覧した上で購入判断ができるため、安心して購入に踏み切れます。
しかし「画一的な間取りや無個性なデザインには抵抗がある」と思われていませんか？
そのような方には、大丸開発の建売住宅がおすすめです。
大丸開発の建売住宅は、家事や育児がしやすい動線設計で、暮らしやすさを追求しています。外観はシックで落ち着いた雰囲気があり、建売住宅でありながら注文住宅のような多彩なデザインを取り入れています。
コストと品質、デザイン性のバランスを重視する方にとって、大丸開発の建売住宅は、納得感をもって選べる選択肢です。
大丸開発は、岐阜県を中心に分譲住宅・建売住宅を販売している会社です。大丸開発では、「良いもの、より安く。」をテーマに、デザイン性・住宅性能の高い住まいを販売しています。
大丸開発の建売住宅は、職人やメーカーとの直接取引により中間コストを削減しています。コストを抑えながらも、外観デザインや間取りにこだわり、注文住宅のような住み心地を提供します。
さらに、最長30年の保証付きで、購入後も安心。「価格・デザイン・保証」すべてに妥協したくない方に最適な住まいです。
実際に現地に訪れて、こだわりが詰まった住まいを実感してみてください。
まとめ：建売住宅がなぜ安いかはコスト削減と効率化によるもの
この記事のまとめ
・建売住宅が安い理由は、土地の一括仕入れや設計・施工の効率化、建材の大量発注によるコストダウン
・内見してから購入できる、入居までが早いといったメリットもある
・相場より安すぎる物件や断熱性能や耐震性能が明確でない物件、日当たりが悪い物件には要注意
建売住宅の魅力的な価格の背景には、上記のような企業努力による徹底したコスト削減と効率化があります。価格の手頃さ以外のメリットもあるため、総合的に比較して比較検討することが大切です。
また、建売住宅には、一部注意すべき住宅もあるため、建売住宅を選ぶ際は、周辺環境の利便性や価格の内訳を精査した上で、複数物件を選びましょう。
後悔のない住宅選びのために、本記事の内容をぜひお役立てください。
大丸開発株式会社では、岐阜県の住宅情報をたくさん発信しています。岐阜県で住宅を探している方はぜひ、大丸開発株式会社のホームページをご覧ください。
